ソフトウェアでリバーブをかける

Linux Pipe Organ は、リバーブ(残響)の機能を持っていません。したがって、 本ソフトウェアを動作させるPCの外部に、エフェクタを用意する必要がありました。 実際、私はSB Live!を搭載した別のPCをエフェクタとして使っています。 しかしソフトウェアのみにより音にリバーブを付加する方法がありましたので 紹介します。

ご注意

この方法を用いた場合、キーを押してから音が発するまでのタイムラグが 若干増えます。また、CPUの負荷も増大します。

実際の音は?

ソフトウェアによりリアルタイムで処理しているにしては、 なかなかいい音がすると思います。但し SBLiveと比べると、 やや落ちると思います。タイムラグの問題もあることですし、 できれば外部のエフェクタを用意したいところです。しかし、 すべてをPC1台できるというのは大きなメリットです。 後日、MP3ファイルを掲載します。

準備

ここでは、既にALSA, TiMidity++, がインストールしてあり Linux Pipe Organ が使用可能になっていることを前提としています。

(1) LADSPA Software Development Kit(SDK)のインストール
(2)Freeverb のインストール
(3)ecasoundのインストール


立ち上げ

(1)TiMidity++とEcasoundの起動
    timidity_vpo -iA -C1 -B4,8 \
         -EFreverb=0 -EFchorus=0 -p384 -EO \
         -x'soundfont /sf/Jeux14.SF2 order=0' \
         -Or -o - -s44100 | \
         ecasound -i:stdin -b:17 -el:freeverb1,.95,.6,.2,.5 &
毎回これを入力するのは面倒ですので、ファイルに書いておき シェルスクリプトにしておくのがよいでしょう。
残響のパラメタは、最後の4つの数字(「0.95」「0.6」「0.2」「0.5」)です。 左からそれぞれ「Room Size」「Damping」「Wet Level」「Dry Level」 となっています。数値は0から1の範囲で指定します。これを守らないと、 耳を痛めるような雑音が出て来たりします。

(2)Linux Pipe Organの起動
    cd (Linux Organのあるディレクトリ)
    ./vpo -p128

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